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2025.11.28タイムレスな子供の教育

【第3回】AI時代を生き抜く-「考える力」はどうやって育てる?-【文京区・新宿区のプログラミング教室講師の解説】


こんにちは、タイムレスエデュケーションの鈴木です。今の時代、スマートフォンや動画、ゲーム──完成されたものがあふれています。子どもたちが「自分たちで遊びを考え、試行錯誤する」機会は、昔に比べて減っているように感じませんか?けれど、文京区や新宿区の教室でプログラミングを学ぶ子どもたちを見ていると、そんな時代の中でも確かに育っている力があります。それが、「考える力」。この力こそ、AI時代を生き抜くための確かな土台になると、感じています。


親世代には懐かしい話かもしれません。秘密基地作り、鬼ごっこ、ファミコン──あの頃の遊びには、「考える力」を育てるヒントがたくさん詰まっていました。今回は、そんな“子ども時代の遊び”の中に隠れていた「プログラミング的思考」の本質を、一緒に探っていきましょう。


親世代は共感の嵐!秘密基地作りも、実は「プログラミング的思考」だった?


前回の記事では、AI時代には「AIに使われる人」と「AIを使いこなす人」の二極化が進み、その差は「自分の考えを的確に伝え、考えを深めていく力」にある、というお話をしました。


では、その重要な「創造力」や「論理的思考力」は、一体どうすれば育まれるのでしょうか?特別な教材や、早期教育が必要なのでしょうか。その答えを探すために、少しだけ、皆様自身の子ども時代を思い出してみていただけませんか。ファミコンもまだ出始めで、スマートフォンもインターネットもなかったあの頃。学校が終わるとランドセルを放り投げ、日が暮れるまで仲間たちと駆け回っていた、あの懐かしい日々を。実は、誰もが経験のある夢中になった「あの遊び」の中にこそ、AI時代を生き抜くための最強のスキル=「プログラミング的思考」を育む、すべてのヒントが隠されているのです。


あの頃の遊びは「プログラミング的思考」の宝庫だった



「プログラミング的思考」と聞くと、何か難しいもののように感じられるかもしれません。しかし、その本質は非常にシンプルです。それは、目的を決めて、手順を考え、試して、うまくいかなければ直す──その繰り返しです。この視点で、昔の遊びを振り返ってみましょう。


ケース1:秘密基地作り



子ども時代の最高のプロジェクト、秘密基地作り。あれこそ、まさに“考える力”の集大成でした。「雨がしのげるように屋根をつけたい」「大人に見つからないようにしたい」など、まずは目的を決めます。次に、「どこに作る?」「どんな材料を使う?」と考え、順番を工夫しながら組み立てていく。うまくいかないときは原因を考えてやり直す。それはまるで小さな“実験と改善のサイクル”であり、自然と『論理的思考』と『創造力』を鍛えていたのです。


とここまで紹介しましたが、秘密基地作りは少しニッチな話かもしれませんね。別のケースも見てましょう。


ケース2:公園遊びに新しいルールを加える



例えば、公園での鬼ごっこ。ただ走るだけでは物足りなくなって、「今日は鬼を2人にしよう」「木の上は一時的な安全地帯にしよう」と新しいルールを作った経験はありませんか?「それだと鬼が強すぎるかな?」「安全地帯が多すぎると簡単すぎるかも」──。そんなふうに想像して試して、うまくいかなければまた話し合って変えていく。この「考えて→やってみて→直す」の流れが、まさに「考える力」そのものです。子どもたちは遊びの中で、自然と試行錯誤と改善を繰り返していました。


これらはほんの一例です。ファミコンの難しいステージをクリアするために何度も考えて挑戦し、自分なりの攻略パターンを見つけ出したことだって「考えて→やってみて→直す」の流れであり、「考える力」です。現代とは異なり攻略サイトやSNSなどはなく、自ら考えて試行錯誤していました。


実際に心理・教育研究でも、子どもが自らルールを変えながら遊ぶ中で、仮説を立てて検証するサイクル──つまり「自分で考えて行動し、修正する」経験が、後の論理的思考力や問題解決力の伸びと関連するという報告があります。
American Academy of Pediatrics(2018)の報告でも、「遊びは子どもの創造性・認知力・感情の発達を促し、学びへの意欲を支える基盤となる」と示されています。(The Power of Play: A Pediatric Role in Enhancing Development in Young Children, Pediatrics, 142(3), e20182058. https://doi.org/10.1542/peds.2018-2058


なぜ現代では「昔のような遊び」が難しいのか?〜子どもたちを取り巻く変化〜


翻って現代、文京区や新宿区のような都心で暮らす子どもたちの環境はどうでしょうか。 決して今の子どもたちが劣っているわけではありません。むしろ情報に触れる機会も多く、デジタルツールにも慣れ親しんでいます。


ただ、あの頃のような「自分たちで考え、試行錯誤する自由な遊び」を、今の子供たちが体験するには、いくつかの壁があるのも事実です。


「時間」と「空間」の余裕がない


 塾や習い事で忙しく、友達と予定が合わず放課後に集まってじっくり遊ぶ時間が減っています。 公園にボール遊び・大声などが禁止されるなど、かつてのような子どもたちの自由な発想を受け止めてくれる「空き地」のような場所も少なくなりました。


安全への配慮がより求められる時代に


社会全体の安全への意識が高まり、交通事故や様々なリスクから子どもを守るため、親として、また地域として、以前よりも見守りや配慮が必要な場面が増えています。「子どもたちだけで自由に探検する」といった経験は、どうしても少なくなってしまいます。


すぐに「楽しい」が見つかる時代


スマートフォンやゲーム機があれば、プロが作った面白いコンテンツがいつでも手に入ります。それはそれで素晴らしいことですが、「何もない」状態から自分たちで面白さを創り出す必要性が減り、じっくり考えなくても楽しめる時間が増えがちです。


こうした環境の変化によって、現代の子どもたちは、「ゼロから何かを創り出す」「うまくいかないことを仲間と乗り越える」といった、かつての遊びが自然に提供してくれていた貴重な学びの機会を、以前と同じようには得にくくなっていることも事実です。


なぜプログラミング教室なのか


もちろん、「それなら習い事を減らして遊ばせたほうがいいのでは?」という考えもあるでしょう。しかし現実には、“時間がない”という問題は、単に予定を詰めすぎているからではなく、遊びや学びのための空間そのものが減っていることにも起因しています。だからこそ、限られた時間の中で「考えながら試行錯誤できる体験」をどう確保するかが大切になります。


そうした環境を整えられる場のひとつが、「プログラミング教室」です。プログラミングでは、遊びのように「考えて→試して→直す」を安全に体験でき、昔の遊びが担っていた“考える練習の場”を、現代の子どもたちにも再現することができます。


一方で、現代に多い「知識やスキルを効率よく身につけること」を目的とした学びでは、どうしても「正しい答えを早く出す力」が中心になりがちです。しかし、それはAIが最も得意とする領域です。そうした学び方では、知らず知らずのうちに「AIに使われる人」に近づいてしまいます。


プログラミング教室は、「AIをどう使い、何をさせるかを考える力」──つまり、AIを“使いこなす側”になるための「考えながら試す」経験を、遊びのように安全に積み重ねられる場所なのです。


退屈を「楽しい」に変える工夫。


失敗を仲間と知恵で「成功」に変える体験。


それは、「論理的思考力」や「創造力」を育む、かけがえのない経験です。そして、プログラミング教室では、そのかけがえのない経験を実現できるのです。



プログラミング教育の本質とは


だからこそ、私たちは思うのです。プログラミング教育とは、決して特別な新しいものではありません。かつて公園や空き地で自然に行っていた「創造的な試行錯誤」を、現代の子どもたちに再び体験できる場。それが「教室」であり、その道具が「パソコンやロボット」なのです。パソコンの画面は、子どもたちにとっての新しい「空き地」。プログラミング言語は、アイデアを形にするための新しい「木の枝や段ボール」。


私たちは、その新しい経験の場で、教育の本質である「考える力」を子どもたちに育んでほしいと考えています。そして次に必要なのは、考えたことを、「現実の世界で動かす力」です。コンピュータを使いこなし、自分の考えをかたちにしていく力こそ、これからの時代の「新しい創造力」です。次回は、なぜ「考える力」だけでは足りないのか。そして、なぜ今こそコンピュータを使いこなす力が必要なのか──その理由を掘り下げていきます。


最後に


タイムレスエデュケーションは、文京区茗荷谷・本駒込・千駄木、新宿区下落合を拠点に、「考える」「創る」「伝える」力を育む小中高生向けプログラミング教室です。当教室はお子さまが「誰にも奪われない強み」を見つけ、自分の意思で未来を選べるようになるための教室です。毎回の授業で「探究→創造→発信」をくり返す構造化カリキュラムを通じて、「論理的思考力」「表現力・創造力」を育みます。秋の無料体験会も開催致しますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。心よりお待ちしております。


コースについて


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