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2021.06.25ブログ

デジタルトランスフォーメーションとは?

こんにちは。代表の小林です。


デジタルトランスフォーメーションという言葉をよく耳にしますが、実際のところどういう意味かを理解して使っているかというと怪しいという人多いのではないでしょうか?


少し調べてみました。


Erik Stoltermanの定義


Umea University のErik Stoltermanが2004年に Information Technology and the good life という論文において記述している Digital Transformationという言葉が原点的な扱いを受けているようです。実際に論文を読むと余り明確な書き方はしていないものの、ITが生活や仕事、趣味の世界において色々利用されていくことで浸透していくことで生活が変わっていくことを Digital Transformationといっています。ただ、世の中で言っているデジタルトランスフォーメーションはこの意味ではないように思われます。


Salesforce での定義


Salesforceの記事では、Digitization, Digitalization, Digital Transformationの違いを書いています。Digitizationは、アナログからデジタルに移行すること、Digitalizationはデジタルデータを活用し仕事を効率化すること、Digital Transformationは、デジタル技術を用いることでビジネスのプロセス、文化、顧客の満足度を市場の要望にあった形で新しく創造すると書いています。だいぶ元の言葉とは違う趣になっていますね。


ICD Japanの定義


経産省の資料でも引用されているIDC Japan株式会社の定義によると下記が定義とのことでした。


“企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラッ トフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術) を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること”


定義が小難しい上、わかりにくいです。内部エコシステムと第3のプラットフォームを使うのが定義に入るのが意味不明ですね。第三者が出しているか自社で作るかなどはどうでも良いと思うのですが。また、Salesforce と違うのは、競争上の優位性を確立するというのが入っています。これも単語のもとの意味から考えて踏み込みすぎという気はしますね。


まとめ


結局、デジタルトランスフォーメーションはいろいろな定義が出ている中で、なんとも言えないところはあります。もとの意味は生活にデジタル技術が浸透していくぐらいの話だったのですが、ビジネスに特化した話をベンダーがし始めて、それに乗っかったというのが今の状況のようです。単にIT使って効率よくしましょうというだけではなく、顧客に対して新しい価値を創造するというところがDXの重要なポイントというのがまとめになるでしょうか。


いずれにしましても、ITを使った新しい価値を創造するところが今後のキーポイントで、それをするためにはコンピュータへの理解が欠かせません。プログラミングを学習することはコンピュータへの理解の第一歩です。ぜひ、大人の方もお子様も学習いただくと良いのではないかと思います。


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