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2021.03.29タイムレスな子供の教育

令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目で情報が追加

こんにちは。代表の小林です。

2020年度から小学校のプログラミング教育必修化というので話題になっていましたが、それと並行して検討されていた話として、大学入試に情報の試験を追加するというのがありました。先日ついに、大学入試センターから「平成 30 年告示高等学校学習指導要領に対応した 令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について 」というリリース文が発表されました。この中で令和7年度(試験自体は2026年)から情報の試験が追加されることが書かれています。また、「平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について」のところでは、試験のサンプル問題や狙いなどが書かれたドキュメントが掲載されています。これを見てみました。

第1問


こちらは、の「(1)情報社会の問題解決」、「(2)コミュニケーションと情報デザイン」、「(4)情報通信 ネットワークとデータの活用」の部分が出題されている内容で、SNSの活用の話などはある意味よく読めばわかりそうな問題や、デジタル画像のデータの表現方式に関しての内容、IPv4のIPアドレスに関しての話などがでていました。コンピュータの基本的な知識があれば問題なく解けそうには思いますが、画像データの量子化やサブネットマスクの話などは、理解していないとわからないかなとも思いました。

第2問


こちらが、「(3)コンピュータとプログラミング」の内容の問題になっており、アルゴリズムが示された中で、それに合わせたプログラムを考え、穴埋め式で回答するような問題が出題されていました。選挙の議席数を計算するアルゴリズムについての内容で、配列の知識と条件式の考え方など、プログラムを作る上で必要となる考え方を試すような内容でした。おそらくなにもやったことがない方が見ると、なにを行っているのかわからないぐらいの話には見えるのかもしれませんが、内容を理解できていれば問題なく解ける問題にはなっている気がしました。

第3問


これは、データ分析の方の内容で、データの活用をする応用力を問う問題ということのようです。題材はサッカーのシュートの本数などのデータから相関を導き出すような内容でした。データを読む力が試されるという内容で、数学の統計の分野の内容が理解できていれば太刀打ちできそうな気はしました。

まとめ


大学入試センターで予定している大学入学共通テストの情報のサンプル問題について書きました。コンピュータの正しい理解とプログラミングの知識が必須となってきていることから、入試の科目に入ってきているということです。弊社としても皆様のお力になれるように、情報提供していきたいと思います。また、弊社の教室においてもこの手の内容がより楽しく理解できるような教材の開発を進めていければと思っています。

 

 

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