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2021.04.09タイムレスな子供の教育

小学校プログラミング教育導入例 図工×プログラミング 〜プログラミングでアニメーションを作る〜

こんにちは。タイムレスエデュケーションの山口です。


小学校でプログラミング教育が必修になったのはご存知でしょうか。本ブログでは、様々なプログラミング学習導入例を紹介させていただいております。今回は、「小学校プログラミング教育の理論と実践―22の実践事例―※リンクつける」の中から、つくば市立みどりの学園義務教育学校で実施された図工×プログラミングの実施例を紹介します。


※以下「」内は小学校プログラミング教育の理論と実践―22の実践事例―(第三版)から引用


◆学習の位置付け


資料によると、学習の位置付けとして、「たまごから生まれてくるものを想像し、そこからイメージを広げてたまごの模様を考えたり、生まれたものをかいたりする。プログラミングによって生まれる、出てくるといったイメージを動的にとらえ、表現できる。動的イメージを実現する喜びや、表現する楽しさを味わう」とあります。ここでは、図工において、お題に沿ったアニメーションのプログラムを作成する課題を実施することで、プログラミング教育を行う例があげられています。


 


◆学習活動


学習活動に関しては、卵から何かが生まれる様子のアニメーションをプログラムで作成する課題を通して、図工とプログラミングを紐付けた教育を行う内容のようです。資料には、「「たまごから生まれてくるもの」から発想を広げ、たまごの模様、生まれるものなど、イメージを膨らませて作品をつくる」「動的なイメージを表すためにプログラミングによってアニメーションづくりを行う」とあります。具体的な学習の進め方として、以下の例が挙げられています。


 


①卵から何が生まれてくるか想像し、動きを検討する(図工)


 使用する卵の色や模様、動きを検討します。資料には、「事前につくっておいた「ふしぎなたまご」のアニメーションを見せ、子どもたちの興味関心を高めた。どんなたまごからどんなものが生まれてくるのかイメージを膨らませるために、ワークシートにイラストやお話をかいた。」とあります。


 


②プログラムを作成する(プログラミング)


 検討した動きをプログラムで作成します。資料には、「ワークシートをもとに、場面絵をプログラミングで作成する」「たまごをかき、自分のイメージに合った動きになるようプログラミングをしていく」とあります。また、「上手くいかないときは、ペアやグループなどで相談し合って解決していく」ことも重要であるようです。


 


③発表をする


 作成したアニメーションをもとに、物語を作成し、他の生徒に対して発表します。資料には、「電子黒板で作品を紹介する。友達の作品のよかったところを伝え合う」とあります。


 


◆ねらい


図工でアニメーションを作成する課題を通して、プログラミングに関する学習を行うことのねらいに関して、以下の3点が挙げられています。


 


①プログラミング的思考が身につく


 資料には、「たまごから生まれてくるまでの動きを分解する。次の動作を考えることは、創造を膨らませることにつながる」「たまごを重ね合わせたときに動きをそろえたり、出るタイミングや消えるタイミングを意識したりすることで、自分が思ったとおりのアニメーションになることに気付かせる」とあります。


卵から生物が生まれる動きを分解して考え、プログラムとして、動きを順番に指示する体験をさせることで、プログラミング的思考を身につけることがねらいのようです。


 


②プログラミングの有用性を体験する


 資料には、「動的なものであることから、画用紙で表現するよりもプログラミングで表現するほうが適している。自分の思い描いた表現をより効果的に伝えるためにプログラミンを用いてアニメーションを作成するということを意識させたい」とあります。


画用紙などに絵を描くだけでなく、プログラムを利用して動的な動きを作成する経験を通して、自分の思い描いた内容を表現する際に、プログラミングが有用であることを実感させることがねらいのようです。


 


③お互いの作品についてアドバイスし合う体験をする


 資料には、「「ふしぎなたまご」のアニメーションを再生し,自分でつくったお話の発表会をした。たまごの動きやたまごが消えるタイミングの合わない児童に,アドバイスをする姿が多く見られた」とあります。


完成した作品の発表を行い、動きに関してお互いにアドバイスし合うことで、より良い作品に改良する体験をさせることがねらいのようです。


 


◆まとめ


いかがでしたでしょうか。今回は、つくば市立みどりの学園義務教育学校で行われた図工×プログラミング学習の実践例を紹介させていただきました。子供世代でも教育され始めているプログラミング的思考は、今の世の中を生きていく上で、必要不可欠なスキルになっています。弊社は、子供たちに向けたプログラミング教室の運営や全世代のお客様に向けたオンラインプログラミング学習サービスの提供を行っております。この機会に、弊社のサービスを通して、プログラミング的思考を身につけてはいかがでしょうか。プログラミング学習に興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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